我々の歴史は江戸時代中後期である天明期(1781年~1789年)まで遡ります。

その時代から農家を続け当主の名は代々清右衛門(せいえもん)と言います。

その先祖が受け継いでくれた農地で今でも農業をしているので先祖の名を取り「清右衛門ファーム」としました。

申し遅れました、私は清右衛門ファーム代表の小川雄功(おがわたけのり)です。

農家として歴史ある家系の小川家ですが実は私は2022年新規就農をしました。

農家なのに新規就農?どこかおかしな話かと思いますが歴代農家ではあるもののそれも私の祖父まで。

私自身農家で生まれ育ち、幼少期は田畑を駆け回って遊んで過ごしていましたが大人になっても農業を受け継ぐことはせずに仕事はフィットネストレーナーをしておりました。

昨今の日本では農業離れが深刻化しておりそれは清右衛門ファームの周辺も例外ではなく、休耕地となる農地が続出していて私の幼少時代とは地域の風景が一変してしまっています。

田を埋め立てて住宅が建ったり、休耕地を利用したソーラーパネルも随分と増えました。

我が家では私の父が土地を荒廃させないようにと農地管理をしているだけの状態であったのですがこの管理は想像以上に大変なもので草木の生長は待ったなしです。

いずれ私も農地管理だけをするようになるのだと考えた時、それならば再度我が家を農家として生まれ変わらせようと一念発起をしたことが清右衛門ファーム誕生のきっかけです。

加えて何十年後の未来に先祖から受け継ぐ土地を私の子供達に引き継ぐ時に休耕地であるよりも農地としての形である方がその後の可能性が広がるのではないかと考えたからでもあります。

しかし農家に生まれ育っても農業の知識や技術は一切なく苗を見てもこれが何の野菜なのかもわからないような状態でした。

その為神奈川県平塚市にある有機農業を営む「(株)いかす」が開講しているSustainable agriculture school(通称SAS)という農業スクールに1年間通い勉強をしました。

そうして知識技術を学んだことで新規就農、清右衛門ファームを誕生させることが出来たのです。

私自身に出来ることは少しでも地域の休耕地を借り受け再生させ、活性化をさせていくことではないかという想いを持って農業に携わっています。

そして清右衛門ファームでは私自身がフィットネストレーナーだった経験やSASで学んだ知識を活かして健康の観点から農薬と化学肥料不使用に拘って野菜作りを行っています。

土も緑肥や堆肥を使って土壌微生物が活発に働ける環境を作り、美味しく味が濃い野菜が作られます。

清右衛門ファームは家族6人で農業を通じて未来と地域の可能性を切り拓いていきます。

宜しかったらご一緒しませんか?